2007年03月23日

バカボンのパパと相続税制―格差問題について考えるA

馬鹿保守の「格差肯定論」を撃破する:ゴー宣・暫 ― 格差社会について考える
に続いて『馬鹿保守』の拙ブログが格差社会について愚考するエントリーの続きでーす。


さて、皆さんはバカボンのパパの職業を御存知だろうか?

そうです。 「庭師」ですね。

いま、「庭師」とか「大工」と言った職人が減っているのではないのでしょうか?(詳しく統計を調べたわけではないのでこの点に関してはいつでも突っ込んでください)


もし、この推測が正しいとするならば、原因は「相続税制」だと思います。

拙ブログでも「相続税について」と言うエントリーで相続税について述べさせていただきました。

私は名古屋の出身なので名古屋を例にお話させていただきます。

名古屋に白壁町と言う町があります。その名の通り「白壁」の邸宅が並ぶ町です。江戸の昔は名古屋城の武家屋敷の地域だったことでしょう。

この街に「豊田佐吉」の邸宅がありました。日本を代表する「トヨタ」の母体「豊田自動織機」の創業者です。ここが今どうなっているかと言うと「マンション」になっています。(個人の家がマンションになるぐらいですからかなり広大な邸宅であったことは理解いただけると思います。)おそらく相続対策でマンションにしたのだと思います。

この地域は昔からの邸宅が多いので料亭なんかも林立していましたが、やはり、マンションになっています。

相続対策によるマンションの建設により広大な庭を管理する「庭師」や古くからの日本家屋を手入する「大工」などの職人さんの職場が確実に減っているわけです。

これは都心だけの話ではなく郊外の地主さんたちも相続対策で自らの土地や庭を切り売りもしくは賃貸住宅にしています。


自分なりの解釈では小林よしのりは今の日本に「遊び」と言う糊代がなくなってきたことをいっていると思います。


昔から

金持ち喧嘩せず

と言う言葉がありますが、私なりの解釈では

金持ちはあくせく儲ける事を考えない!と言うことではないかと思うのです。

生まれながらの金持ちのほとんどは受け継いだ財産を減らさないことに腐心する習性があるからです。

それに引き換え成り上がりの金持ちは儲けること自体が自らのレゾンテートルとなりがちで、ホリエモンや村上ファンドみたいな拝金主義者になってしまうのかなーと思うのであります。

彼らも、金儲けはうまいのですが結局は人の褌(他人の資金)で相撲をとっているために「遊び」の部分がないのです。

ここでいう「遊び」と言うのは「ノブレス・オブリージュ」と言い換えてもいいかもしれません。

戦後のGHQによる政策で日本では華族が廃止となり、過酷な相続税制により義務を負うべき貴族がいなくなっているのではないかと。

大宅映子さんが税制調査会の会長代理だったときの当時の石会長とのやり取りがあります。

大宅会長代理: 私も、格差問題が与えられた事実のように言うのはいかがなものかという発言をこの間もさせていただきましたが、ジニ係数云々で学者の方たちはいろいろ言っていらっしゃるけれども、共通の認識というのがあるように私は思えないんですね。だから、まずそれをちゃんとやった上でないと、私も格差問題というのを何か嬉しそうに入れるのはすごく嫌です。なぜ嫌かというと、やっと出てきた活力ですよね。それがまたぞろ、金持ちはあってはならぬと。金持ちと、普通の人なり貧乏な人なりの差が開くのが嫌だといって金持ちをたたく。みんなで仲良く貧乏するという図式がそんなに幸せなのかというのが、私はどうしてもわからないので、それはやめていただきたい。誰が喜ぶかというと、先祖返りしてばらまきをする人たちが、そうよ、そうよ、格差よといって喜ぶだけなのではないかというふうに思います。

 その関連で2ページの一番下のところ、「過去の抜本改革における累進緩和の結果」というのと「中低所得者を含めた大多数の納税者の負担は極めて低い」というのは、これは別につながらないと私は思います。累進を下げるというのは高い金持ちのところを下げるという話であって、何も課税最低限度を上げる必要はなかったんですね。だけど、日本の場合はそれをセットにしたからなったのであって、中低所得者を含めた大多数の納税者の負担が低くなったのは減税を重ねたからであって、累進を緩和するというのは50%まで下げたという話であって、こことここがつながるのはおかしいというふうに思います。

 

石会長:インカムブラケットを変えたということが影響しているのです。

 

大宅会長代理: でも、累進というのは、その下のほうまで累進というのですか。累進というのはどんどん幅が高くなるということではないですか。

 

石会長:同じ税率でも、対応されるインカムブラケットが幅が広がる・縮まるで、累進度は変わりますからね。ちょっと佐藤さんのほうから説明を。

 

大宅会長代理: ついでにもう一つ。1ページのところに、私が一番期待しているのは民間が担う公共ということなのです。税金で集めてどなたかお利口な方たちが恣意的に分配をするということのほうが嫌で、お金持ちの人は、自分はこういうところに出したいんだといったら、直接行ったほうがずっと効率的だと思います。その上に「セーフティーネット機能の役割の増大」と。これが、セーフティーネットという名前のもとに絶対また無駄遣いがやたら増えるんですよ。だから、さっきどなたかがおっしゃったナショナル・ミニマムというか、本当にどこまでを政府がやらなければいけないのかということを徹底的にやるというのが、一番大事なのではないかというふうに思います。

税制調査会 第51回総会・第60回基礎問題小委員会 合同会議
議事録 (平成18年7月14日開催) より一部抜粋


拙ブログエントリー「大宅会長代理は留任でお願いいたします。」より


大宅さんも金持ちの「ノブレス・オブリージュ」に期待しているわけです。

小林よしのりが言うところの「トラスト」の喪失と言うのは「真の金持ち」が減ったことによる影響を言っていると思います。

つまり、世知辛い世の中になったと言うことですね。

うーん、今回も長くなってしまいましたので続きはまた今度と言うことで・・・orz


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posted by @隼人正 at 19:47| Comment(3) | TrackBack(0) | 格差問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして!!
突然のコメント失礼いたします。

わたしの稼ぐ関係サイトで、
こちらの記事を紹介させていただきましたので、
ご連絡させていただきました。

該当記事は
http://blog.livedoor.jp/s0710shun1/archives/53294485.htmlです。


どうぞこれからもよろしくお願いいたします^^
Posted by 稼ぐ調査員 at 2007年03月23日 20:14
いぬようび
http://inuyoubi.cocolog-nifty.com/inuyoubi/2007/03/post_2fd2.html

>日本人が虐待されているので、反日の人々も喜ぶでしょうし。
Posted by inu at 2007年03月27日 20:26
こんばんは!副業.comのtoshiya01です^^SEO対策は相変わらず不調です・・そちらはどうですか?って、事でランキングクリックしていきます!携帯版サイトも出来たんで、携帯からの訪問&応援していただけると嬉しいです^^

http://toshiya01.blog95.fc2.com
Posted by toshiya01 at 2007年03月29日 05:44
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