2007年03月21日

馬鹿保守の「格差肯定論」を撃破する:ゴー宣・暫 ― 格差社会について考える

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「SAPIO 3/28号」
小林よしのり『ゴー宣・暫』第五幕第一場 「弱者救済」でなく「トラスト」を守るために格差拡大を批判する





1週間ほど前に読んだSAPIOですが、そこで小林よしのりがゴー宣にて格差社会を肯定する『馬鹿保守』批判がなされていました。


『馬鹿保守』の拙ブログにても「格差社会」について考察してみようというエントリーです。

『馬鹿保守』である私の考えは

「稼ぐに追いつく貧乏なし!!」


つまり、「まじめに働け!」「働かざるもの食うべからず!!」

と言うのが基本ですね。

まさにセルフヘルプ=自助努力ですね。



しかし、雇用形態の多様化により、「ワーキングプア」が出現しています。

まさに
「働けど働けど我が暮らし楽にならざりじっと手を見る」


つまり派遣社員、契約社員といった非正規労働者は昇給などがないため、ワーキングプアになっていると言うものです。


NHKテレビで「広島電鉄」の労組の例が出ていました。
「契約社員も正社員とすることを要求する」とのことです。
しかし、経営者側としては「正社員の待遇」そのものを引き下げなければ不可能と言う回答でした。

当たり前ですね。

経営者とすれば「労働分配率」を下げなければなりません。これは、内部留保を企業は厚くしなければならないからです。これは経営者の搾取ではなく労働者への明日への分配金でもあるのです。



と考えていましたが、

日経の一面で上場企業の株式配当が過去最高とのことです。

株主配分最高の13兆円に・今年度、純利益の半分相当 
上場企業が株主への利益配分を強化している。配当金と1株利益の増加につながる自社株買いを合計した金額は、2006年度に13兆3000億円程度と前年度比23%増え過去最高となる見通しだ。企業収益の拡大が続くなか、純利益の半分相当を株主へ返すことになる。本格的なM&A(企業の合併・買収)時代を迎え、株主配分を増やし、市場での評価を高めることで買収の標的となるリスクを軽減する狙いもある。

 日本経済新聞社が過去4年分の財務諸表が比較できる全上場企業3795社を対象に集計した。06年度の株主配分の内訳は、配当が前年度比11%増の約6兆3700億円、自社株買いが35%増の6兆9000億円程度となる見通しで、いずれも過去最高。 (NIKKEI NET 3/19 07:00)


これは由々しき状況ですね。企業が利益の半分(税引き後でしょうね)を配当として吐き出している状況です。これでは充分な内部留保ができません。

企業は売上だけではなく資本政策においても弱肉強食になっているわけですね。そのため、株価を必要以上に上げるため配当を増やしているとのこと。


確かに政府の政策として

「貯蓄から投資へ」

というスローガンがありますが、それに添った形になっているようです。

しかし、この状況は

「労働から投資へ」

もしくは

「勤勉から投機へ」

となってしまうのではないかと危惧してしまいました。



一昔前は上場企業同士「株式の持合」があり、敵対的吸収合併の危険性はありませんでした。

まさに「トラスト」ですね。

しかし、「株式の持合」は健全な証券市場の育成に弊害があると言うことで是正されました。

その健全な証券市場においては外国人投資家が多いと言う現状を考えると、アンチ小泉・安倍の主張である日本経済をアングロサクソンに売ったという主張もうなずける気がします。


ちょっと長くなってしまいましたので、次回のエントリーに続くと言うことで・・・

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posted by @隼人正 at 17:48| Comment(1) | TrackBack(2) | 格差問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
きょう@隼人正で、社会みたいな保守した?
Posted by BlogPetの因幡の白兎 at 2007年03月22日 13:31
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天皇教・予定説を復活させよ!
Excerpt:  小林よしのり氏が「SAPIO 3/28号」で  馬鹿保守の「格差肯定論」を撃破
Weblog: Empire of the Sun太陽の帝国
Tracked: 2007-03-22 19:24


Excerpt: 雇用雇用(こよう)とは、仕事をさせるために有償で人を雇うことをいう。では、雇庸(雇用)は当事者の一方が相手方に対して労務に服することを約して、相手方がその労務に対して報酬を支払うことを約することによっ..
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