2006年10月28日

外交官に正しい歴史認識を!

外交力強化に関する外務所の平成19年度の予算要求で大使館の新設、総領事館の新設、定員増がありますが、数より質の強化が必要ではないかと思います。

田原総一郎と田中均の対談本「国家と外交」にてこのようなやり取りがあります。

「国家と外交」第1章 北朝鮮との交渉と拉致問題
(P36より引用)

田中「ただ辛かったのは、彼らにしてみれば日本を攻める道具というのはいっぱい持っているわけです。」

田原「日本を攻める道具って、例えば何ですか。」

田中「植民地支配したときに何人が犠牲になったとか、何人も強制連行されて、その結果、多くの人が帰ってこなかったじゃないか、とかね。そして、そういう日本とはまだ国交が正常化されていない。つまり、彼らにしてみれば、植民地解放闘争を戦った状況が、いまに至るまで続いているというわけです。
だから彼らにしてみれば、植民地支配に対する謝罪や補償がないのに、日本はなぜ要求をするのかという理屈になるわけです。」

田原「謝罪と補償を求めてくるわけね。」

田中「でも、われわれはちょっと待てと。拉致というのはいま現在起こっていることで、いま生きている人たちに起きていることだ。一刻も早くその状況を解消するというのは、人道的に見ても当然のことじゃないか、と。そういう交渉を延々とやるわけです。

田原「かつての植民地時代に受けたダメージといま起きている拉致を、北朝鮮は一緒にするわけだ。」

田中「彼らの論理からすればそういう交渉をするでしょう。ただわれわれはちょっと待て、違うと植民地支配の問題についてはきちんと清算はする。だけれども、いまある問題について解決しない限り、そこまで行きつかないよ、という交渉をするわけです。


この二人のやり取りを素直に見ると両者とも朝日新聞をはじめとする自虐史観が下敷きとなっている印象を受けます。

もし、この対談相手が渡部昇一さんであれば、
田中均の「植民地支配したときに何人が犠牲になったとか、何人も強制連行されて、その結果、多くの人が帰ってこなかったじゃないか、」
「彼らにしてみれば、植民地解放闘争を戦った状況が、いまに至るまで続いている」の発言に対して「謝罪と補償を求めてくるわけね。」なんて軽くスルーはしません。

本来「ちょっと待て」と突っ込むのは過去と現在の問題の前に、
・植民地支配したときの犠牲者とは何を指すのか?
・現在の在日の中で「強制連行」の正確な割合および人数の問題
・植民地解放闘争なるものがいつ、どこであったのかまたその内容は何か
ではないかと思います。

こんな問題は正しい歴史認識があれば「ただ辛かったのは、彼らにしてみれば日本を攻める道具というのはいっぱい持っているわけです。」なんてコメントは出てくるはずがないのです。

一事が万事という言葉がありますが、このような外交交渉を特亜三国に対してこれまでもしてきたのでしょう。
これでは、日本の国益を守る外交というのはなかなかできません。

大使館数や外交官の数ではなくまず質を上げなければならないと思います。

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↑田中均に「ちょっと待て違うと」と言いたい人は是非クリックを!


posted by @隼人正 at 18:13| Comment(3) | TrackBack(0) | 歴史認識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
媚中・媚米派などを排除し、
自国を誇り・弁護できる外交官を
育てるための教育機関が必要

外交官は相手国との摩擦諸事項の
最前線にいる訳だからタフ・ネゴシエーターでなければいけない。

それもできずに、手当てばかり多くては
外交官として甚だ不適当である。

あと、佐藤優のようにインテリジェンス技術を持った外交人間も養成すべき。
Posted by ミンツ中尉 at 2006年11月01日 16:45
ミンツ中尉さんコメントありがとうございます。

>自国を誇り・弁護できる外交官

これが普通の姿だと思いますけどね。
Posted by @隼人正 at 2006年11月01日 22:18
田中均氏の発言は常識と歴史的事実に基づいた穏当な発言だと思います。

「国益」「国益」「日本は悪くなかった」と歴史の事実を捻じ曲げるなら、近隣諸国は勿論、世界の国々から爪弾きされますよ。

ワルシャワ・ゲットーに跪いて謝罪したドイツのブラント首相は世界中の国と人びとから信頼と尊敬を得た。範とすべきです。
Posted by 藤野高嶺 at 2006年11月21日 01:36
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