2006年09月15日

グレーゾーン金利について

最近、「グレーゾーン金利」に関する法改正が話題になっています。
グレーゾーン金利とは刑事罰則にある「出資法」の定める金利(約30%)と刑事罰則のない「金利規正法」の定める金利(約20%)の差が「グレーゾーン金利」でそれを統一するべきか否かということです。

新聞などでは消費者金融業者による生命保険に対する質権(団体信用生命保険)が自殺を助長し、生命保険会社に対する批判もしているようです。
でも、新聞、TVをはじめとするマスメディアは消費者金融業者の広告を垂れ流しにしていたということを忘れてはなりません。
生命保険業界の倫理を問う前に自らの倫理を問うべきではないのでしょうか?
マスメディアたちは債務者にかけられていた生命保険金の一部を「広告費」として受け取っていたわけですから。

私が小学生のころ(約30年前ぐらいでしょうか?)「サラ金地獄」というのが社会現象となっていた記憶があります。その悪の元凶といってもいい「サラ金業者」が「消費者金融」と名を変えて10年ぐらい前からテレビなどでCMをガンガン流すようになったのです。
多重債務を助長したのは「生命保険会社」ではなく「マスメディア」だったのではないのでしょうか?

今からでも遅くはありません各マスメディアは「消費者金融業者」からの広告収入の過去からの総額を発表しなさい。そのあとから他業界を非難してください。(その広告収入の一部は生命保険金から出ているのですから)

今流行の言葉に「コンプライアンス」という言葉があります。日本語では「法令順守」と訳されていますが、裏を返せば「法で罰せられなければ何をやってもいい」と解釈できます。「コンプライアンス社会」というと聞こえがいいのですが「法で罰せられなければ何をやってもいい社会」ともいえますね。

私は自由経済主義者です。ただし、自由経済がうまく機能するためには「神の手」が必要なわけです。この「神の手」は「コンプライアンス=法で罰せられなければ何をやってもいい」ではないのです。「倫理観」こそが「神の手」なのです。
マスコミも広告収入がなければ経営が立ち行かないわけですが「神の手=倫理観」を失ってはいけないと思うのです。
公共の電波を扱う(TV)業者や公取から再販制度を守られている(新聞)業者は「純然たる民間企業」でなく、公共団体といってもいい業者です。
「倫理観」を働かせれば「サラ金業者(消費者金融)」や「パチンコ業者(賭博業者)」を肯定(お墨付け)してはいけないと思いますよ!

まず、自らを反省し、そのあとこの問題を論議してください。
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posted by @隼人正 at 00:36| Comment(3) | TrackBack(5) | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
全く同感です。批判が出たら「借り過ぎには注意」とか「自己責任で」とか?ほとんどTVを見ないので、覚えてませが・・・勝手なこと言うな!
消費者金融業者の資金は税金(公的資金)で助けられた大銀行なのにいい加減にして欲しいものです。
Posted by 競艇場から見た景色 at 2006年09月16日 01:52
「競艇場から見た景色」さんコメントありがとうございました。
私は、グレーゾーン金利について政府で規制するのは反対の立場です。

ただし、権威あるマスコミであるTVなどがこれらの業者のCMをバンバン流すことこそが一番の元凶だと思います。それを規制するべきです。

そもそも借金をすることが「恥」という前提の上で借金はするべきだと思います。
後ろめたい気持ちでするべきものなのです。それを売り出し中のグラビアアイドルなんかを起用したCMを流し、かるーい気持ちで借金を促してはダメだと思います。

パチンコ業者やサラ金業者は基本的に「脱法業者」という認識をTV局には持ってもらいたいものです。
Posted by @隼人正 at 2006年09月16日 02:07
コンプライアンスというのは、法令を守る事から社会的規範を守る事まで含まれます。
法令遵守というのは要するに、「誤訳」の部類に入るかと。
まぁ、コンプラの範囲が何でアレ、日本人は法令も規範も守らないですから関係無いっすけどね(爆死

で、、、
借金問題については消費者側への教育がなって無いというだけなんじゃないかと。
住宅ローンが数%で、街金が20%前後、どっちから借りるべきか判断できないのはヤバいすよ、頭(滝汗


外資がM&Aしたら「ハゲタカ」と怒り、街金で自殺したら街金がイカンと言うが、結局ハゲタカも自殺する人も、借りてきた金をどうやって回すか、という話しに過ぎないワケで、やってる事は同じなんですよね。
で一方はウハウハでもう一方は死んじゃう。
この差は何って言ったら、結局金融に関する知識と知恵の差なワケで。
ここがどうにかならない限りは、手を変え品を変え、同じ事の繰り返しでしょう。
昔っから徳政令なんてしょっちゅうだったワケで。
Posted by 滑稽本 at 2006年10月16日 16:20
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