2006年08月23日

日経新聞

小泉首相の靖国参拝について「産経新聞」以外の各紙は批判的だったことでしょう。
たまたま8/16は北海道から東京に戻る飛行機の中で日経新聞を読んだのですが、やっぱりスタンスがダメですね。丸山真男さんを引用しているのですが「欧米の成熟した市民と民主主義が織りなす調和的な社会の仕組みと後発近代国家の日本にどれほどの落差があるか。それが丸山政治学の出発点といわれる。」とに記述。
欧米が先進的で日本は後発的であるとの認識のままです。1868年当時であればこの記述は正しいのでしょう。
これについての反論はまた後日。
ただ一言いえるのは、人種差別撤廃を国際政治の場で公に提言したのは戦前の日本であり、普通選挙制度を導入したのも戦前の日本が先駆けではなかったのでしょうか?
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春秋(8/16)
 現在が自覚的に過去と向き合わず、人々の意識から忘却されるから「それは時あって突如として『思い出』として噴出する」。政治学者の丸山眞男さんは日本人の心のありようをそう分析した。亡くなったのが10年前の終戦の日である。

▼戦前の天皇制国家の構造を「無責任の体系」ととらえ、専門分野が独立して互いにかかわろうとしない戦後社会を「タコツボ型」と呼んだ。いわゆる進歩派知識人のカリスマ的存在だったが、巧みな比喩で日本の現実をさばく手際が喝采を呼んだ。没後10年、その見直しが広がるなかで小泉首相が靖国を参拝した。

▼「私はA級戦犯に参拝しているのではない。犠牲者に心からの追悼の念を表すべきだ。それが日本の文化だ」。首相が強調するのは「心」であり「文化」である。理屈を超えて伝統感覚や好悪の感情に傾く日本人の性向を「実感信仰」と名付けた丸山先生存命ならば、その格好のモデルを見いだすのかもしれない。

▼欧米の成熟した市民と民主主義が織りなす調和的な社会の仕組みと後発近代国家の日本にどれほどの落差があるか。それが「丸山政治学」の出発点といわれる。自民党政治を壊して派閥や利権構造を崩壊へ導き、日本の政治の眺めを転換させたといわれる小泉政治。幕引きはまことにアイロニカルというほかない。


posted by @隼人正 at 00:40| Comment(1) | TrackBack(1) | 歴史認識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
始めまして・・・
先生の事はテレビでご高説を伺っていましたので・・・このブログを拝見し、益々先生がお元気で日本の政治に対しての提言は貴重でると思います・・・

今後の安倍政権??にとっても大切な理論指導者であろうと思います。
私どものためにもどんどんブログで先生の思想を発表してくらることを望みます。

Posted by 容子 at 2006年08月25日 20:40
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日経 骨折り損の何とやら
Excerpt:  かなり早い時期から、8月15日に向けて靖国参拝反対キャンペーンをはっていたマスコミ各社(産経など除く)。7月には、いわゆる『A級戦犯』の合祀に、昭和天皇が不快感を示していたと『される』メモを発見した..
Weblog: やじざむらい的日々雑感
Tracked: 2006-08-25 19:00
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